じたばたする日々。
初通院の前、居ても立っても居られず、まず最初にしたことはシャンプーを変えることだった。
薬局に行き、抜け毛にいいとされているスカルプシャンプーに変えてみた。
だけど、今にして思えば、大量の抜け毛が発生している時期にシャンプーを変えても効果などあるはずもない。が、そのころは本当に居ても立っても居られない、という状況で、ネットで”抜け毛に効く!”というシャンプーを調べまくっていた。(そんなことをしていて夜更かしするなら、とりあえず寝ろ!が正解と今なら思えるが当時は必死だった…)
そして、その次に起こした行動が鍼に通うこと。
医学的見地からすると円形に鍼は効果なし、と言われているという情報は得つつも、血行を良くすれば抜け毛も改善するはず!と思ったから。
結果からいうと、3か月ほど通ったものの、1回8,000円(高!)という高額の割に効果が感じられず、私は続けることができなかった。3か月であきらめちゃだめだったのかな…でも、どんどん髪の毛が抜けていく日々の中で高額のお金をかけても効果がないということが切なすぎて私はだめだった…
だけど、鍼の先生から言われたことがとてもよくて、かなり影響を受けた。
というのも、2015年後半、仕事がかなり忙しく、連日深夜に帰宅する日々の中で、太りたくなかった私は、夜ごはんは鳥の手羽先と野菜をコンソメで煮込んだ野菜スープのみとすることが多かったのだけど、それを話すと「そんな食事じゃ全然足りてない!」と言われたのでした。
中医学では髪の毛は「血余(けつよ)」と言って、全身をめぐった血のあまりでできるものとされている、体に十分な栄養が行き渡っていなければ、頭まで血はめぐらず栄養がいかないのだからやせ細って当然だ、と。それを養うのに野菜スープだけでは足りない、だって髪の毛の元となるたんぱく質やアミノ酸が全然含まれていないじゃないの、と。
これにはガーーーンと衝撃を受けた。
影響されやすい私は、さっそく玄米を買い込み、すぐに食生活を改善することに決めたのでした。